「非常に残念な結果。試合前、選手は知らなかったんですけれど、私自身は決勝ラウンドに(ほぼ)行けるというのを知って試合に臨みました。でも負けるために試合をするのでなく、当然Aグループの1位を取ると。でも0−3というのは完敗でした」 FC今治の指揮官、吉武博文監督は敗戦の悔しさを押し殺したような表情で、こう語った。JFL昇格を懸けた、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)2016の1次ラウンド最終戦。2試合を終えた時点で今治は勝ち点6、得失点差はなんと+11にまで積み上げて首位に立っていた。 13日に対戦したヴィアティン三重(全社枠/東海)は、同勝ち点で得失点差は+8。普通のリーグ戦であれば、今治は引き分けでもグループを1位抜けできるのだが、この地域CLでは同点の場合、延長戦なしのPK戦で決着をつけるという独自のレギュレーションがある(PK戦勝者には勝ち点2、敗者には1が与えられる)