はじめまして2011年。私は近藤令子というなんのへんてつもない人間です。性別は女性。一児の母親。夫の働く会社の仕事を少しばかり手伝いながら、毎日を小さな作業と細かい思索を重ねながら過ごしている平凡な人間です。この頃、気にかかることといえば、2才半になろうとしている小さな男の子に翻弄され、ときに自分を見失い、投げやりな気分に襲われる瞬間が多いこと。13才になった愛犬の動きがどんどんスローモーになっていて、獣医で受ける検査で毎度毎度、何かしら悪い数値が発見されて、老化を目の当たりにして憂鬱になることも。その一方で、幸福を感じるときといえば、私を振り回す息子と、夫の弾けるようなエネルギーに触れてなんとか自分も前進する力を与えられていると感じる瞬間。誰かから求められると人は元気になるというけれど、やはり自分も人に生かされていると実感しています。さて、2011年。今年はあなたとどのようにおつきあいし