「ひしゃかいしんど」と読みます。被写界深度とは、一言で言うと「ピントの深さ」。 デジタルカメラはいまだに9割が全自動露出で、絞りやシャッター速度の調整ができない機種が多いので、被写界深度といっても初心者の方には少し理解しにくいかと思います。でも、フィルム式カメラとデジカメの違いと共に記憶の片隅にでもとどめていただければ、必ず役に立つ知識です。 わかる範囲で少しずつ覚えていってください。 撮影時のピントの深さ(ピントの合う距離範囲)は、使う絞り値の大きさによって変化します。 光学レンズを使うかぎり、この被写界深度というものが生じるのです。 下の図は、レンズを透して被写体の木が受光部分(フィルムやCCD)に写し出されているところです。 実際のカメラにはレンズと受光部の間に「絞りの羽根」と「シャッター幕」が付いていますが、ここでは省略しています。 被写界深度とは「ピントの深さ」 任意の絞り値