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2012年3月2日のブックマーク (1件)

  • 2012年3月1日(木): 星野智幸 言ってしまえばよかったのに日記

    「指導者」を求める空気 その青年は苛立っていた。 子どものころから地味で目立たず、誰かから重要な人間だとみなされることもなかった。自分の価値のなさに絶望する一方で、自分を認めない社会にも恨みを募らせていた。 特に、すべてが金とセックスに換算されてしまう傾向に、憎しみを感じていた。自分の価値も究極的には、要するにいくらの金を生むのか、という一点で決められてしまう。私生活ではその価値が、男の場合は、どれだけモテるかと連動してくる。女の場合は、若さや容貌で計られる。同じ程度の金を生む人間であるなら、自分である必要はなく、誰でもよいのだ。 そんな尺度だけで自分が判断され、一生を決める仕事に就くのだと思うと、いっそ道を外れてしまったほうが楽だとさえ思う。けれど、凡庸な自分では、外れる勇気さえ持てない。 こんな社会は腐っていると思う。他ならぬこの「私」が生きているという最低限の実感すら持てないのだから

    yhlee
    yhlee 2012/03/02
    「指導者や仲間たちとの一体感に陶酔し、世直しという目的に熱狂した。自分が求めていたのはまさにこんな指導者なのだと思い、彼に自分をゆだねた。」確かに気持ちよさそうだね。