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国連UNHCR協会理事 根本かおる 昨年11月、ブータン国王夫妻が日本を訪れ、日本各地で大歓迎を受けて話題になりました。東北の被災地に足を運び、京都の金閣寺を訪れた若いカップルは、皆さんの記憶にも残ったことと思います。さらに、ブータンが国の政策として推し進めている「GNH国民総幸福」というこころの豊かさをたいせつにする考え方も、「GNP国民総生産」という物質的なゆたかさに代わる考え方として、いま注目をあつめています。 美しいヒマラヤの大自然と、満ち足りた表情をした人々に、こころが癒される気持ちになりました。 でも、このブータンという国が、アジアで最大規模にあたる難民問題をうんでいるという事実も、皆さんにはぜひ知ってもらいたいと思います。 ブータンを追われてネパールの難民キャンプで避難生活を送るブータン難民の数は、もっとも多いときで11万人にものぼりました。ブータンの国の人口が、201
JR山手線に乗っていたら、有楽町のあたりでインド系と日本人の2人連れが乗り込んできた。米国のスマートテレビ業界で注目される企業の1つ「Flingo」のCEOとマネージングディレクターだった。なぜわかったのかというと、日本人は、わたしが編集長をつとめていた雑誌で何かとお世話になっていたW氏だったからだ。同社は、テレビメーカーに番組アプリや、映像認識やソーシャルテレビのための技術を提供している。 いまIT業界の話題は、「スマートフォン」から「スマートテレビ」に広がってきている。このコラムでも『「テレビ崩壊」はウソだと思う』と題して一度触れたことがある。次世代テレビに関する議論は1990年代から繰り返されてきたが、メーカー、放送局、行政、制作者・出演者、スポンサーなど、関係者が多くてなかなか進んでいない。しかし、音楽もそうだったし、米国では電子書籍が全書籍の売り上げの20%のを占めてきているのだ
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