XMLは、いまやITを語るうえで欠かせないキーワードになった。そのためXMLを扱った書籍・雑誌が数多く存在している。読者の中には、すでにXML入門書を一読された方も多いのではないだろうか。しかし、そうした方々から次のような話を聞くことがある。 XMLを理解したつもりだったが、いざほかの人に説明しようとすると自分の理解があいまいだったことに気付いた。 セミナーに出席して分かった気になって帰ってきたが、会社でXML文書を作ったり、XSLTスタイルシートを書こうとすると疑問がたくさん出てきてしまった。 入門書を読んでXMLが何かは分かったが、XMLをどうやって“動かすのか”は、分からないままだった。 本連載はこのような、XMLを実際に使うにあたって戸惑いを覚えている方、XMLを聞きかじった程度で人に説明できるほどではない方……など、いまさら人に聞けずに密かに悩んでいる(?)XML初級技術者のため