2010年2月2日のブックマーク (3件)

  • 論文もコール&レスポンス重要 - 発声練習

    論文も表現の一種なので、読者に興味をもって読んでもらうためには技術が必要。その技術の一つがコール&レスポンス(「フックをかける」というかもしれない)。具体的には、「読者の頭の中に質問を生成→筆者なりの解答でそれを解消」という行為を繰り返すということ。 論文はツルツルと読めることが重要なのだけど、あまりツルツルしすぎると読者は暇になってしまい集中力が途切れる。集中力が途切れると著者が一番主張したいことを読み飛ばしてしまう可能性もある。論文の大前提は「読者はあなたの論文に興味はない」。 読者の頭の中に質問を生成するための技法はいくつかあると思うけど、私が思いつくのは3つ。その1は「結論をいきなりぶつける」、その2は「質問を提示する」、その3は「難しさなどを確認してみせる」の3つ。 結論をいきなりぶつける みなさまにご愛読いただいているエントリー価値の判断基準が自分の外にある人間は表現者になれな

    論文もコール&レスポンス重要 - 発声練習
  • 13日間で「名文」を書けるようになる方法 - 情報考学 Passion For The Future

    ・13日間で「名文」を書けるようになる方法 高橋源一郎の明治大学大学院における「言語表現法」講義の書籍化。全13回の授業が学生とのやりとりを含めて収録されている。とてつもない名講義。言葉で語らず、インタラクションで考えさせるという高度な教授法を、毎回繰り出す。 初日、スーザン・ソンタグの「若い読者へのアドバイス」という名文が配られる。死期が近いことを悟った思想家が若者に向けて「心の傾注」という言葉をキーワードに真摯な忠告を短い手紙のように書きつづったものだが、「読み終わったら、その紙から目を上げ、窓の外を眺めてみてください。なんて美しい風景でしょう。このキャンパスのいいところは、こういうものが見られることです。すぐ横に、そんなに美しいものがあるのに、活字ばかり追いかけてはいけません。読んだものは忘れて、見ることに、傾注してください。」と先生。 オバマ大統領の演説、斉藤茂吉のラブレター、しょ

  • 良いプリオン - 蝉コロン

    科学ひょっとしてこのブログを読んでくださるような人は、どこかのニュースサイトでもう十分見ている話かもしれませんが、日語の記事があんまりなかったので書いてみます。 Axonal prion protein is required for peripheral myelin maintenance : Article : Nature Neuroscience BSEやヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病なんかのプリオン病は、異常型プリオンタンパク質が脳内に蓄積することによって引き起こされます。異常型プリオンは、我々が普通に持っている正常型プリオンをオセロをひっくり返すみたいにパタパタと異常型にしていって増殖します。さて、異常型プリオンは基的によそからやってくる病原体なのでひとまず今回は置いといて、正常型プリオンは普段何をしているのでしょうか。 正常型プリオンはパッと見、無くなっても困らなそう