新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、四連休二日目を迎えた二十三日、金沢市内の観光地には多くの人が訪れた。金沢21世紀美術館の入館者は、午後六時時点で一万三百四十二人と本年度で最多に。近江町市場は昼ごろ、真っすぐ歩けないほどの人出になり、すしや海鮮丼などの店に行列が絶えなかった。 東京都からカップルで訪れ、近江町市場を見て回っていた会社員中林宇響(うきょう)さん(22)は「コロナの心配はあるが、五輪ができるくらいなので。政府への反逆です」。手指消毒などで対策しているという。奈良県の会社員河野貴保(かわのきほ)さん(37)らも「東京五輪をしているくらいだから、コロナはあまり気にしていない。むしろお店でお金を使った方が良いかな」と話した。 受け入れる店の心境は複雑だ。予想外の客に対応するためサザエの身をむいていた「大口水産」の荒木優専務(60)は「昨年十一月の『GoToトラベル』期間中より多
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