東京オリンピック(五輪)大会組織委員会のジェンダー平等推進チームのアドバイザーを務めている井本直歩子さんは26日、五輪メインプレスセンターで記者会見して、大会後に日本オリンピック委員会(JOC)などと女性アスリートの報じられ方について協議したいとの意向を示した。 【写真】東京五輪の開会式。木製の五輪マークができあがり、花火が打ち上がった=2021年7月23日午後8時32分、国立競技場、樫山晃生撮影 井本さんは国連児童基金の教育専門官(休職中)で、1996年のアトランタ夏季五輪に出場した元競泳選手。この日は国際オリンピック委員会(IOC)が開いたジェンダー平等などのための「表象ガイドライン」の会見に出席し、日本では女性選手への偏見がみられる報道がまだまだ多いとして「『美しすぎる』など容姿や私生活の話題が多く、純粋に選手として報じられていない。ステレオタイプを壊していきたい」と話した。