1歳の息子に十分な食事を与えず放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた埼玉県桶川市の20代の両親に、さいたま地方裁判所は「携帯ゲームなどに興じて育児に関心を向けようとせず、およそ1か月もの間、必要な量を大きく下回るミルクしか与えず悪質だ」として、懲役6年を言い渡しました。 埼玉県桶川市の会社員、山邊拳士郎被告(25)と妻の仁美被告(25)は、去年10月、自宅のマンションで当時1歳だった三男の晴くんに十分な食事を与えないまま放置し死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われました。 14日の判決で、さいたま地方裁判所の田尻克已裁判長は「自分で栄養をとれず、助けを求めることができない乳児に、およそ1か月もの間、必要な量を大きく下回るミルクしか与えなかった」と指摘しました。 そのうえで、「三男がやせ細っているのを認識していたのに、携帯ゲームなどに興じて育児に関心を向けようと