山形県警は10日、顧客情報を悪用して女性を脅したとして、東北電力ネットワーク社員斎藤良弘容疑者(54)=同県天童市=を脅迫の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 発表によると、斎藤容疑者は勤務先の顧客情報を使い、8月中旬ごろ、同県村山地方に住む20代の女性に対し、性的な関係を要求する内容を記したはがき1通を郵送し、脅迫した疑いがある。斎藤容疑者は社内で顧客情報を見られる立場にあったという。 県警によると、以前から相談が寄せられており、はがきの投函(とうかん)場所などの捜査を続ける過程で斎藤容疑者が浮上したという。女性との面識は確認されていないという。 同様の被害の相談は2018年以降、同県内外の女性から10件以上寄せられているといい、県警は関連がないか調べている。 東北電力ネットワークによると、斎藤容疑者は山形支社の所属で、東北6県と新潟県の計7県の顧客情報を取り扱う部署の管理