神奈川県逗子市のストーカー殺人事件にからんで被害女性の個人情報が漏れていたことがわかり、記者会見で頭を下げる逗子市の小田鈴子副市長(右から2人目)ら。愛知県警警部脅迫事件の捜査が一連の個人情報ビジネスの構図をあぶり出し、ストーカー殺人が「防げた事件」だった可能性が浮上している=11月7日、同市役所 神奈川県逗子市のストーカー殺人をめぐり、東京都目黒区の調査会社「アスク・ミー」が、被害者の三好梨絵さん=当時(33)=の個人情報を逗子市役所から入手していた疑いが浮上している。この情報が元交際相手の男=同(40)、自殺=に渡った翌日、三好さんは殺された。単なる情報漏洩(ろうえい)ではすまない。漏洩がなければ事件は避けられたかもしれないからだ。愛知県警は今月、別の個人情報の不正入手で同社を摘発したが、発端は約3年前の県警警部脅迫事件にさかのぼる。県警は脅迫事件の捜査から個人情報ビジネスの闇市場に切