生徒と一緒に書架を巡り、生徒が興味を持てる本を探した結果、大野更紗『困ってるひと』ポプラ社など、数点の本を選ぶことができたので、これを貸出した。 はじめの質問は、「夏目漱石の本はどこに有りますか?」だった。 その生徒は3年生だが、ほとんどはじめて図書館を使う様子であり、普段はあまり読書をしていない感じを受けたため、疑問を感じた。 案内しつつ、どうして急に夏目漱石を読みたくなったのかを訊いたところ、入試の面接で「最近読んだ本」を尋ねられたときのために読みたい、ということがわかった。 面接練習で上記の質問をされた際に(普段まったく本を読んでいないので)答えられず、先生から図書館で何か本を借りることを勧められたとの由。 また、生徒は看護系の大学を受験していること、面接まで2週間程度しか時間がないこと、2週間では1冊しか読めそうにない(本人談)こと、夏目漱石を選んだのは高尚な感じがするから(要約)