【2005年6月15日 国立天文台 アストロ・トピックス(110)】 惑星ハンターは、ついに“地球型の系外惑星”の発見に近づいてきたようです。6月13日、カリフォルニア・カーネギー惑星探査チームは、今まででもっとも軽い惑星を発見したと発表しました。この星の質量の推定値は、地球の5.9〜7.5倍程度で、これまでの記録のおよそ半分の値です。 発見された地球型の系外惑星 Gliese 876bの想像図。クリックで拡大(提供:Trent Schindler, National Science Foundation) 1995年以来、太陽系以外の恒星のまわりで、150個以上の惑星が発見されてきました。太陽系以外の惑星という意味で、これらは系外惑星と呼ばれています。これまで発見された系外惑星は、観測の性質上、木星よりも重いものがほとんどです。発見の手法がドップラー法によるものがほとんどだからです。この