世界15カ国で利用可能となっているApple Computerのオンライン音楽配信サービスiTunes Music Storeが日本での開業に手間取っている。ブロードバンド先進国として世界をリードする国になっているというのに,なんとも情けないていたらくだ。 日本独特の商習慣,法制度の遅れが災い iTunes Music Storeの開業が遅れているのは何もアップルコンピュータ(ジャパン)が怠慢だからではない。日本独特の複雑な音楽流通チャネル形態,都市部には各駅ごとに存在するレンタル・ショップなど,海外ではあまり例のない業界,そして日本独特の著作権料徴収経路などの存在が問題を複雑にしている。 新しい形態のビジネスを始めるには業界全体がハッピーになるビジネス・モデルを提示しなければ多くの抵抗勢力を生んでしまう。こうした日本独特のビジネス・ロジックをそのビジネス・モデルに組み込むのは,ネットワー
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