皮膚やコブをまとったままの恐竜(ノドサウルス)が発見されたというニュースに、目を疑ったのは私だけではないはず。でも興味がなければ、スクロールに消えてしまったトピックかもしれない。情報公開から2週間近くが経ったけれど、もっと注目されるべきだ…!と思ってしまった私は、あらためて何が奇跡的なのか、「The June issue of National Geographic magazine」をもとに、簡単に紹介していきたい。 これは歴史に残っていくに違いない、人類の快挙とも言える発見なのだ。 まさにこのニュースの主人公になったのは、ノドサウルス。ティラノサウルスやプテラノドンと同じ白亜紀に生きていた、全長4〜6mの草食恐竜だ。2011年にカナダで発見され、6年の月日をかけて、岩石の中から化石を発掘し、合計約7,000時間の調査を行った末に、ロイヤル・ティレル古生物学博物館でようやく公開が決まった