当選を決めたエマニュエル・マクロン氏が39歳で史上最年少の大統領になるからだけではない。無効票・白票を合わせた「棄権投票率」が、Ipsosの調査で25.3%を記録したからだ。これはジョルジュ・ポンピドゥー氏とアラン・ポエール氏が争った1969年の大統領選第2回投票以来、48年ぶりの高水準。この「投票棄権」の動きが今回の選挙結果に少なからぬ影響を与えたと、多数の調査機関が報じている。 Ipsosによれば、選挙リストに記載された有権者のうち8.8% が、白票あるいは無効票を選択した。これは換算すると420万票に相当。Harris Interactiveも同様の調査結果を示している(8.9%)。これは実際に投票に行った有権者のうちの12%にあたり、Kantarの調査結果と一致する。
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