スクラム(SCRUM)という開発手法がある。一時期雑誌をにぎわせたさまざまなアジャイル開発手法群のうちの1つである。日本国内で実際の導入事例はないが、米国では提唱者のケン・シュエイバー(Ken Schwaber)氏によって着実に導入実績を積み重ねているという。今回公開する「スクラムワークショップ体験記」は、筆者2名が日本人として初めて認定スクラムマスターを授与されたワークショップの様子を報告したものである。 米国のソフトウェア開発業界における独立系コンサルタントの躍進とアジャイル開発手法群の台頭という現象は切っても切り離せないものだ。このことは、XP(eXtreme Programming)の提唱者であるケント・ベック(Kent Beck)氏をはじめ、ソフトウェア開発手法に関する分野の“カリスマ”が日本のソフトウェア開発業界に紹介されたことからも記憶に新しい。米国のこのような動きは日本にも
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