シャープ、日産自動車、ホンダ、全日本空輸など大手企業が2010年新卒採用数を大幅に減らすことを発表するなど、「就職」を巡る環境は日に日に厳しさを増している。そうした中、就職セミナーに親が同伴したり、保護者向けに説明会を行なったりする大学も出てきた。「二人三脚」で就活を乗り切ろうというわけだ。 保護者の約3分の1が大学の就職説明会参加 ものつくり大学(埼玉県行田市)は、毎年秋に学生向けに就職ガイダンスを開いているが、2008年10月は保護者も招いた。就職希望学生の保護者の約3分の1が参加した。 学生課の宮本伸子課長は、理由をこう説明する。 「07年度までは売り手市場だったのに、一変して難航を極めています。景気動向や求人状況、今後の就職戦線の予想などを保護者に説明し、家庭のサポートが重要であることを訴えました」 説明会は平日に行われたにもかかわらず、就職希望学生の保護者の約3分の1にあたる80
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