なんとなくデザインの本をいくつか読んでみようかなと思い立ち、最初に読んだのがこの本でした。たぶん一番有名な本だけあって、デザインについて本質的かつ有益な一冊。「もうこれ読んだら他の本読まなくてもええやん」と思ってデザインの本をいくつか読むのをやめてしまうぐらいに(おい)。最初はユーザインタフェース的な部分のデザインを勉強しようかなと思っていて、そのスタートとして読み始めたんですけどねえ。 本書ではデザインの本質的な部分。つまりデザインを考えることがなぜ必要なのか、デザインが悪いと何が起こるのか(それは日常的に起こっている)、良いデザインとは何なのか、良いデザインの原則とは何か、といったことに対して主に認知科学の分野……脳を分析対象として考えていきます。脳をテーマにしたものは本質的にならざるをえません。 なぜデザインを考えることが必要なのか なぜデザインを考えることが必要なのでしょうか。それ