亀田兄弟がまた、法廷闘争に巻き込まれる可能性が出てきた。7日のWBA世界フライ級タイトルマッチで新王者となった次男の大毅(亀田ジム)が、WBAに義務付けられている坂田健史(協栄ジム)との初防衛戦を回避する形で、タイトル返上を検討していることについて、協栄ジムの金平桂一郎会長が、仮に返上したら亀田陣営だけでなく、JBC(日本ボクシングコミッション)やWBAも含めた関係者に対して、坂田の権利を侵害されたとして「法的対応をとることも考えている」と明言した。さらに、大毅の次戦についてオプションを所有するタイの前王者陣営も、「オプションをないがしろにされたら訴える」と話している。 「坂田は大毅との対戦が約束されているので、わざわざフライ級に減量をして、20日に世界戦の前哨戦を行う。それなのに大毅が減量苦を理由に逃げて、JBCやWBAも何もしないのであれば、こちらとしては法的に訴えるしかない」 金平桂