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書評に関するyo4ma3のブックマーク (5)

  • 読書論 - 情報考学 Passion For The Future

    読書論 大正昭和の経済学者で慶応義塾塾長や、天皇陛下の皇太子時代の家庭教師をつとめた小泉信三による読書論の古典。自身の学者人生を振り返り、読書の理想形、何を読むべきか、いかに読むべきかを語った。岩波新書の初版は1950年だ。 名言の連続であるが3つほど感銘したポイントを抜き出してみた。 1 大著を努力と忍耐で読め 「つとめて古典を読むこととともに、私はつとめて大著を読むことを勧めたい。名著は必ずしも大冊ならず、大冊は必ずしも名著でないが、しかしそれぞれの時代を制した名著の多くは大冊であり、そしてこれらの大冊に、偉大なる著者の創始と刻苦と精励とが体化されるのが常である。それを読むことによって、吾々は単にその書の内容を知るばかりでなく、辛苦耐忍、いわば格闘してものを学ぶという、貴重な体験を得るのである。読むのページ数のみを数えて喜ぶのは無意義であるが、努力して大冊を征服することは、人生の勉

  • 読書について - 情報考学 Passion For The Future

    読書について 読書家と文筆家に向けられた厳しい箴言の書。19世紀の哲学者ショウペンハウエルによる古典。 「1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失っていく。」 ショウペンハウエルは人間には思索向きの頭脳と読書向きの頭脳があるという。思索とは自らの思想体系でものを自主的に考える精神の深い行為だが、読書は思索の代用品であり、他人の思索の跡をなぞるだけの浅い行為に過ぎないのだと指摘する。 「即ち精神が代用品になれて事柄そのものの忘却に陥るのを防ぎ、すでに他人の踏み固めた道になれきって、その思索のあとを負うあまり、自らの思索の道から遠ざかるのを防ぐためには、多読を慎むべきである。かりにも読書のために、現実の世界に対する注視を避けるようなことがあってはならない。」 思索によって獲得した知識は自身の思想体系に固く併合されて精神に確固たる位置を占める真理になる。だが読書によって流

  • 読売新聞書評欄連載で選び評した12冊の本 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    読売新聞日曜日の書評欄にある「ビジネス5分道場」という欄の連載を1年間担当し、月に1冊、全部で12冊のを選んで評した。ビジネス書ばかりを選んだわけではなかったので、すべてビジネスという視点から書かなければならないという制約が、ちょっとしたチャレンジだった。 読売新聞社の許可を得て、その書評をすべてまとめてここで公開します。 最終回から順にさかのぼる形で、並べてみることにします。一冊一冊かなり苦労して選んだし、書評はひとつひとつかなり時間をかけて書いたので、それぞれ短い文章ですが、どうぞゆっくり読んでみてください。 第12回 「事業経験を生の充実に活かせ」(読売新聞08年3月23日朝刊) 一年間にわたって欄では、シリコンバレーやウェブといった私の専門に関わるだけでなく、教養書をビジネスに役立てる視点から読み解く試みも続けてきた。 「知を愛し、せっかく生まれてきたからには個の力で何かを成

    読売新聞書評欄連載で選び評した12冊の本 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 【オススメ!】「外食の天才が教える発想の魔術」フィル・ロマーノ : マインドマップ的読書感想文

    の概要】◆今日お送りするのは、私の隠し球(笑)。 何度か名前を出しただけで、キチンと記事にしていなかった、「外の天才が教える発想の魔術」です。 一応、『【必見】ランキングに入っていないオススメ、7冊+α』という記事で、ご紹介はしていますけど、今回やっと単独で記事にすることにした次第(今さら(笑))。 ◆他の方のブログでも、あまり見かけたことがないこの。 ただ、著者である主人公のフィル・ロマーノ氏ってマジですごいですよ(汗)。 基、外産業のお話とはいえ、「集客の工夫」をこのレベルで量産できる頭脳は驚愕モノ! ◆アマゾンのページがアレなんで、参考までにの表表紙の裏側から抜粋。書は、お客を「あっと言わせる」店舗作りやユニークなプロモーションのコツ、斬新なアイデアを実現するための注意点などを、フィル・ロマーノが自らの半生を振り返りながら体験的に語ったものである。フードビジネス関係

  • 白川静さんに学ぶ - 書評 - 漢字は楽しい / 漢字は怖い : 404 Blog Not Found

    2008年02月17日08:45 カテゴリ書評/画評/品評Logos 白川静さんに学ぶ - 書評 - 漢字は楽しい / 漢字は怖い 白川静先生が亡くなって1年余り。このようなが出ていたとは。 白川静さんに学ぶ 漢字は怖い 小山鉄郎 白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい 白川静 / 小山鉄郎 漢字の楽しさと怖さを改めて再認識。 「白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい」は、白川静の遺作。出版されたのは死去の直後だが、書の執筆時は確かに監修されたことが文から伺える。そして白川静亡き後、それを襲って書かれたのが「白川静さんに学ぶ 漢字は怖い」だ。 書は、どちらも著者は白川静人ではなく、その弟子に当たる小山鉄朗。どちらも共同通信社から出ているのは、著者の職場繋がりだと思われる。 そう。繋がり。字の時間的繋がりを究めたのが、白川静その人であった。その白川静を、小山鉄朗は「先生」ではなく「さん」と呼んでい

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