先日紹介した、タミフル製造元ロシュ社がコクランに叱られた件、 コクラン側の言い分が正式にパブリッシュ。 ある薬の効果について、一般的に、「効いた」とするデータはより早く発表され、「効かなかった」とするデータはそうではないというバイアスがある。したがって、一定期間後にあらゆる論文をレビューする必要があり、コクランはそれを行っている。 今回、タミフルに関していえば、当初予定していたデータにアクセスすることが出来ず、わずか38%のトライアルしか貢献していない。Only 25 of the 67 trials (38%) identified contribute any data to the analysis of outcomes in the review. ここから確認できたのは、「症状を21時間短縮できる」ということだけで、「入院の減少」についてはエビデンスを確認できず、「合併症の減少