…押してもいいんだぜ!懐かしいドラム缶をよ! (メタルマックス2 デスクルス看守の発言より引用) 当然話はこれからな訳だ。 かつてゲーム業界に、データイーストという異能集団があった。 異能とかなんとかいうといかにも中二病っぽい大仰な言い方になるが、彼らに限っては異能と言う他に言葉が見つからない。 彼らの作るゲームの特徴は、たった一言で表現出来る。 「自重を知らないゲーム作り」。 データイーストは、一方ではB-WINGやバルダーダッシュ、ウルフファングやマジカルドロップの様な良作・名作を生み出す傍ら、もう一方ではカルノフやチェルノブ、トリオ・ザ・パンチやザ・グレートラグタイムショーの様な、「普通のメーカーなら思いついても作らない」凄まじいゲームを世に送り出し続けた。彼らの凄いところは、いわゆるイロモノゲームのみに留まらず、例えばヘラクレスの栄光や神宮寺三郎といった「まともな」名作群にも、色濃