私はここ10年ほど、セックスワーカーをめぐる活動をおこなってきた。日本は性風俗産業が発達しているとよく言われるが、当事者による活動は盛んではない。この連載では、セックスワーカー当事者が行う活動から見えてくる問題を、主に健康面にしぼって紹介していきたいと思う。 そもそも売春婦の活動なんてこの世にあるの?と思われる方もいると思うが,それはあるのだ。しかも地域によっては歴史も長く影響力も大きい。 欧米では60年代以降、売春婦やストリップダンサーをはじめとするセックスワーカーが様々なグループをつくり、自分たちの抱える問題を解決するために活動を展開してきた。また、アジアやアフリカ、ラテンアメリカにも同様のグループがたくさん存在する。 では日本はどうか。歴史的には、明治時代に娼妓が行った労働条件改善のためのストライキや、昭和31年に制定された売春防止法に反対する運動を吉原で働く
高橋裕子(たかはし・ゆうこ)さん 高等学校養護教諭 北村邦夫(きたむら・くにお)さん (社)日本家族計画協会クリニック所長 村瀬幸浩(むらせ・ゆきひろ)さん 一橋大学講師
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