『私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』については発売前から楽しみにしていた1冊でした。 永江朗さんは出版関係者が一度は記事や本を目にしている出版関連の著名なライターのひとりですし、私は版元の太郎次郎社エディタスさんとも親しくしています。 まず私もレイシズムの流れには抗するべきだと考えています。 そして永江さん・版元にも同様の気持ちをもってこの本を出されたことは大事なこととして受け止めています。 ただ、この本を実際に読み、いくつかの違和感を感じました。特に下記の1点「ヘイト本とポルノは違う」は看過しがたいものとして受け止めています。 はじめに、私はポルノ=悪、排除すべきものと思っておりません。 下記は「差別Aを差別Bと優劣をつけてはいけない」という指摘です。 また、なぜそのことを先に書くか、というと、本稿は公開前に何名かの方に見て頂いたのですが(最終文責は私にあ