Windowsの設定データをAPIからアクセスできるよう 情報がまとめて保存された「レジストリ」 レジストリ(Registry)とは、Windowsがシステムやアプリケーションの設定データなどを管理する仕組みだ。ファイルに直接保存する設定情報と違い、構造化されたデータをAPI経由でアクセスするため、データの読み書きや解釈に対する処理が不要で、高速なアクセスが可能というメリットがある。 初期のWindowsでは、ファイルに設定データなどを保存していたが、システムが複雑化/高性能化するとファイルによる管理が困難になる。そこで導入されたのがWindowsのAPIを介してアクセスする構造化されたデータ構造であるレジストリだ。 レジストリに含まれている情報の一部は、ファイルに保存されるが、その処理はWindows側でまとめて行なうため、レジストリを利用する側では、ファイルの読み書きやデータの保存のタ