snusmumrikさんの「のほほん日記」(5/19)で、内田樹氏がニートについて語っていることを知った。内田氏のことはよく知らないが、インタビューを読むと、半分くらいは共感・納得できることを言っているし、「学生には、マルクス、フロイト、プラトンを読むよう言ってます」というのも今時貴重な教師なんじゃないかと思った。「資本主義の黄昏」というエントリーに関しても、蜘蛛やビーバーの例、「過剰な労働」についての議論はマルクス『資本論』を踏まえた発言だろうし、仕事とは「額に汗して」するもの、「信仰や慣習」と同様にいわばオートマティックな「社会的行動のひとつ」であり、それこそが「人間的な、あまりに人間的な」条件を形成しているという認識、「NEETというのは、多くの人が考えているのとは逆に、「合理的に思考する人たち」なので」あり、「NEETを生み出しているのは、このような功利的教育観そのものなのである」