ふとした瞬間に読み返したくなるマンガ、と言えば、安野モヨコ先生の「働きマン」。仕事とは、働くとは、に真っ向から切り込みつつ、底はあっても悲壮感がない感じが良いんです。28歳独身の女性編集者、松方弘子を主人公に置きつつ、各話でスポットライトが当たる人物や仕事感が移り変わる群像劇的お仕事マンガ。 今のアベノミクス的女性活躍を否定する気はないけれど、編集部に出てくる女性陣が、自分の女としての性を認めた上で、武器を持って真っ当に男社会と勝負してて清々しい。 男より断然男な松方もだけれども、女々した「働かないマン」の梶さんも、女の子感な「お姫さマン」の由美ちゃんも、一回悩みの通過点を超えてるんだなーという逞しさがあるんです。マユは、んーどうなんだろう?凄く主人公主人公した性格なので、このまま5年貫けるならそれは武器なのかな。難しいかな。 初読、学生時代だったんですが、学生時代読んだのと、働き始めて読