ヤリマンボウ(学名;Masturus lanceolatus)は、世界中の温帯、熱帯の海に生息するマンボウ科の海水魚。日本でも、日本海や伊豆諸島近海などでみられる。外見上は、マンボウと似ているが、舵びれ(背びれと尻びれの一部が変形したもの)に突出部があることで区別できる。外洋に生息し、発見例は少ないため、生態には未だ謎が多い。 ヤリマンボウは世界中の温帯・熱帯海域に生息している[1]。 海面近くでは普通みられないが、寄生虫等のために調子の悪い個体などが稀に姿を現す。日中はほとんどの時間を水深5m-200mの海中で過ごし、 夜には100m-250mまでの深さに位置することが多い。20℃以上の水温を好むものの、外敵から逃れたり、餌を得るためにしばしばそれより水温の低い深度まで潜ることがある。また、670mまでの水深でみられることもあるため、水深1000m以上潜ることもあると推測されている。メキ