何者かがネット通販で買った電子マネーのギフト券などの代金を、気づかないうちにコンビニで支払わせられる架空請求詐欺が、昨年から全国で相次いでいる。指定された番号をコンビニで伝えると、本人確認もなく代金支払いができる「収納代行」を悪用した手口だ。福岡でも増えており、警察は、店員からの積極的な声かけなどを呼びかけている。 振り込んだ男性「みじめ、悔しい」 「コンテンツご利用料が未納です」 福岡市東区の自営業男性(65)のスマホに、そんな文面のショートメールが届いた。今年3月のことだ。不安になった男性は、メールにあった番号に電話。男から「料金は29万8千円」と告げられた。身に覚えはなかったが、「スマホの誤作動でありうること」「今日中に払えば手数料5%以外は返す」という男の言葉を信じた。同時に男からは13桁の番号も伝えられた。 男性は指示通りにコンビニで店員にこの番号を伝え、29万8千円を支払った。
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