福井県敦賀市周辺の上空で4月11日夜、光の筋が浮かんで見える「光柱(こうちゅう)」とみられる現象が確認された。 敦賀市の30代主婦は午後8時半ごろ、美浜町方面の上空に光の筋が浮かんでいるのを見つけ、慌てて写真を撮影。30分ほどたつと光の筋は薄くなったという。「初めて見た。空に光が浮かんでいるようで最初はUFOかと思った」と驚きの表情だった。 福井地方気象台に写真を見てもらうと、光柱と呼ばれる現象の可能性が高いという。地上の光が上空の薄い雲をつくる氷の粒に反射して光の柱のように見える。 同気象台の気象情報官は「発生条件は分からないが、全国的にも珍しい現象といえる」と話した。