マダニが媒介するウイルスによる感染症が相次ぐ中、去年、50代の女性がウイルスに感染していた疑いのある野良猫に手をかまれ、その後、死亡していたことがわかりました。国内で動物から人に感染したと見られる事例は初めてで、厚生労働省が注意を呼びかけています。 SFTSは、一般的に人がマダニにかまれることで発症しますが、厚生労働省によりますと、去年の夏、西日本の50代の女性が、弱った野良猫を動物病院に連れて行った際に手をかまれ、およそ10日後にSFTSを発症して死亡したということです。 野良猫は、症状などからマダニが媒介するウイルスに感染していた可能性が高く、動物から人に感染したと見られる事例は国内で初めてだということです。 また、先月以降(6月)、ペットとして飼われている猫や犬がSFTSを発症した事例が確認され、厚生労働省は猫や犬を飼う人や獣医師などに注意を呼びかけています。 厚生労働省は「ごくまれ