企業に女性登用を促すため、2016年4月から女性活躍推進法が施行される。同法に基づく政府の基本方針では、「育児や介護をしながら当たり前にキャリア形成できる仕組みをつくる」などの視点を持つよう企業に求めている。社会学を専門に、女性の活躍推進やワーク・ライフ・バランス(WLB)、少子化などを研究する米シカゴ大の山口一男教授に、WLBと夫婦関係の満足度の関係や、少子化対策について聞いた。 ――WLBと夫婦関係の満足度は関係するのですか。 「まず、WLBには二つの側面があります。一つは、人々がペナルティを受けずに柔軟に働ける社会を実現すること。主に企業の雇用や労働市場のあり方の改革です。二つ目は、柔軟な働き方を通じて、家庭や私生活も充実した満足いくものにしようという趣旨で、個人や家族の選択に重きが置かれるものです。後者について、妻の夫婦関係満足度と、夫婦の日々の過ごし方の関連を調査しました」 日々
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