(1)農薬を危険だと考え、安全な農作物を作ろうとする農家 (2)高収益を得る手段として無農薬を選択する農家 (3)自分の栽培スキルを高めようとする農家 (4)生き方、ライフスタイルとして無農薬を選ぶ農家 この4種類はあくまで便宜的な分類で、(1)と(4)とか、(2)と(3)を併せ持つような農家も少なくありませんが、無農薬と聞いて一般に連想されるのは(1)の無農薬農家でしょう。しかし、(1)の無農薬農家が、農村では一番嫌われてしまうのです(その理由を前回の記事でお話しました)。 消費者としては、やはり多くの人が(1)の無農薬農家が育てた作物を口にしたいと思うことでしょう。けれども、実際にはこの4タイプの中で一番危険な作物を作るのが、これもまた(1)のタイプの無農薬農家なのです。 なぜそう言い切ることができるのか? 今回はその理由をお話したいと思います。 農薬でなければ安全なのか? (1)のタ