▼2011年01月07日 刑務所では甘いものがあまり出ないんやけど、お正月だけは甘いぜんざいが出るのでとっても嬉しくなるんよ。 入所当初は房の先輩方にシャリアゲ(ご飯を取られたりすること)などを喰らって一時期4kgまで減った体重も、房で屁をこいて地獄絵図にしてからというもの、皆、おじさんのことをいじめたりせんくなった。おじさん、自分が思ってるよりも凄い屁をこけるみたいで、房の壁は黄色く染み、房の仲間は目から血を出しながら悶え、看守は緊急事態警報のボタンを押し、房に乗り込んできた制圧部隊は次々と膝から崩れ落ちて救急車で運ばれていった。 それ以来、房の先輩方はおじさんに急に優しくなり、看守たちも「できるだけ早く出所していただけるように手配します」と気をきかせてくれるようになったんよ。甘い甘いぜんざいも、房のみんなが自分の分を提供してくれるから食べ放題。 この甘くてヌチュヌチュした食べ物をずっと