「10万円くらい振り込まれるんじゃないかとドキドキした」 東日本大震災の被災者を装い、義援金をだまし取ろうとした“アホ詐欺男”が御用になった。 サイバー犯罪対策課によると、逮捕されたのは安達一法(かずのり)容疑者。逮捕容疑は3月21日、インターネット掲示板に「仙台市若林区に住んでいたが、大震災でなにもかもなくなり、私たち家族は本当に困っています。義援金をお願いします」という嘘の内容を書き込み、義援金をだましとろうとした疑い。 安達容疑者は「20件くらいやった。掲示板なら多くの人が見るので、大金が集まると思った」と容疑を認めているという。 同課によると、安達容疑者は震災後の3月18〜25日までの間に、被災地への情報を提供する掲示板などに同様の内容の文章を書き込んでいた。掲示板には義援金の振込先として、都市銀行の仙台支店を指定。名義人は自身の名前だった。 同課によると、安達容疑者は「駅前で募金