世界の野生生物の絶滅のリスクなどを評価しているIUCN=国際自然保護連合は、日本で高級食材として知られる3種類のアワビについても「絶滅の危機が高まっている」として新たにレッドリストの絶滅危惧種に指定しました。 IUCNは9日、生物多様性の保護について話し合う国連の会議、COP15が開かれているカナダのモントリオールで会見を開き、野生生物が絶滅するリスクを分類する「レッドリスト」の最新版を公表しました。 この中で、日本で高級食材として知られるクロアワビ、メガイアワビ、それにマダカアワビの3種類についても「絶滅の危機が高まっている」として新たに絶滅危惧種に指定しました。これは、3段階に分かれているリスクで2番目の分類にあたります。 IUCNは、乱獲や密漁、それに温暖化の影響で40年ほど前と比べてアワビの個体数が大きく減ったとして、今回はじめてこの3種類を含む20種類のアワビが絶滅の危機にひんし