かつて上賀茂神社付近にあった道標。 「厄除弘法大師道 歌人 蓮月尼 隠栖之地」 と刻まれている。 京都三大弘法のひとつ神光院(じんこういん) 上賀茂神社から、賀茂川をはさんで西へ1㎞ほどの「西賀茂」に「神光院」(じんこういん)はあります。 五山の送り火の一つ「船形」を背にした住宅街にひっそり在るこの「神光院」が、「東寺」「仁和寺」と並ぶ「三大弘法」であることはあまり知られていません。通称「西賀茂の弘法さん」。 鎌倉時代、上賀茂神社の神職が「霊光の照らした地に一宇を建立せよ」とのご神託を受けて創建。その由来に因み、神光院と名づけられました。 創建前の平安時代には、御所に瓦を収める職人の宿でもあったことから「瓦屋寺」と呼ばれていたそうです。弘法大師空海が90日間修行をし、ここを去る時に境内の池に映る自らの姿を木像にしました。それが現在も本堂に安置されています(お堂は閉まっていますが、予約をすれ