2007年1月、Windows Vistaの登場と共にDirectX 10がリリースされ、同時にプログラマブルシェーダ仕様(SM:Shader Model)は4.0へとバージョンアップがなされた。このSM4.0で最大のトピックといえるのが「ジオメトリシェーダ(Geometry Shader)」の新設だ。これは、これまでGPU内部では行えなかった頂点を増減を可能にする画期的な仕組みだ。 まだ誕生して間もない機能であるため、その応用方法は現在も各開発シーンにおいて未だ研究が進行しているという状況だが、徐々にユニークな使い方も登場しつつある。 ここではジオメトリシェーダの代表的な活用の仕方をいくつか紹介する。 ジオメトリシェーダとは? 本連載序盤の方でも触れたように、ジオメトリシェーダはDirectX 10/SM4.0環境でないと使えない。DirectX 10はWindows Vistaに専用供