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ブックマーク / tomomachi.hatenadiary.org (2)

  • イーストウッドの『グラン・トリノ』はデトロイトへの挽歌 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    TBSラジオ「ストリーム!」毎週火曜日午後2時「コラムの花道」、日はクリント・イーストウッド監督主演の新作『グラン・トリノ』について話します。 http://www.nicovideo.jp/watch/sm6885576 先日、デトロイトに取材に行った時、ちょうどこの映画が全米ナンバーワンの大ヒットになっていて、自動車労働者たちはこの映画の話で持ちきりだった。 なぜなら、これはデトロイトの住宅地グロス・ポイントに住む元自動車労働者の物語だから。 50年間フォードの組立工として働き続けたポーランド移民二世の老人コワルスキ(イーストウッド)はを亡くしてひとりぼっちになった。かつて自動車会社の従業員たちのリッチな住宅地だったグロス・ポイントから人は去り、代わりに黒人やメキシコ人やアジア人の貧困層が流入し、犯罪は増え、荒れ果てていった。白人の住人はもうコワルスキ一人だけだった。 コワルスキは

    イーストウッドの『グラン・トリノ』はデトロイトへの挽歌 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
  • 映画評論家 町山智浩アメリカ日記

    ドナルド・トランプ当選の翌日、歌手レナード・コーエンが亡くなった。 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のエンディングに流れる彼の「ザ・フューチャー」の歌詞はトランプ当選の夜を予言する黙示録のようだ。 あの砕かれた夜を返せ 私の鏡に映った部屋を 私の秘密の生活を ここは孤独だ 拷問する者すら残っていない 生きとし生ける魂の 完全なコントロールをくれ そして私に添い寝してくれ 愛する人よ これは命令だ! 私にクラック・コカインとアナル・セックスをくれ 一だけ残った木を取って お前の文化の穴に それを突っ込んでくれ ベルリンの壁を返せ スターリンと聖パウロを返せ 私はずっと未来を見てきたんだ 同胞よ 未来は殺人だ 地すべりしていく あらゆる方向にすべっていく 何もできない もはや何も判断できない ブリザードだ 世界のブリザードは すでにその域を越えて 魂の秩序をひっくり返してしまった 悔い改めよ

    映画評論家 町山智浩アメリカ日記
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