シンガポールを拠点にして、アジアでの事業展開を進める日本企業や日本人起業家が急増している。拡大するアジア市場は魅力的だ。シンガポールは、そのアジアのハブである。シンガポールの税制やインフラはビジネスをするのに適している。しかし、これらとは別の背景もある。オフィスを提供するなど、日本企業のアジア展開を支援するサービスを提供する事業者が存在しているのだ。 今回、筆者は、その中でクロスコープ・シンガポールに注目した。シンガポール政府の職員だった関泰二氏が関わっているからだ。シンガポール政府に務め、同国企業の日本進出を支援してきた関氏は、同政府を知り尽くしている。同国の政財官に広い人脈を持つ。さらに、シンガポール市場、そしてアジア市場やアジア企業を熟知している。関氏は、この経験をいかし、180度逆のビジネス――日本企業のシンガポール市場進出を支援――を行っている。 同氏は、シンガポールにとどまらず
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