日本アメリカンフットボール協会は5日、社会人王者のパナソニックが学生王者の立命大を22―19で破った日本選手権ライスボウル(3日、東京ドーム)で反則の見落としがあったと発表した。ただし、公式規則に基づき、判定は覆らず、試合結果と記録に変更はないという。 問題となったのは試合終了まで残り7秒、立命大が第4ダウンで同点のフィールドゴール(FG)を狙った場面。立命大はFGを失敗したが、この時、パナソニックの選手がフィールド内に12人おり、「交代違反」の反則が適用されるべきだった。その場合、パナソニックを5ヤード後退させた上で、立命大は第4ダウンを繰り返すことができた。 協会は「試合結果を左右しかねない場面において反則の見落としが発生したことについて深くおわび申し上げます。原因究明と再発防止に努める所存です」とコメントした。