リクルートワークス研究所の調査レポートより。 続ワーキングパーソン調査の森 その3 女性における「ガラスの天井」発生の構図 女性の昇進には「ガラスの天井」があるといわれている。事実、日本では管理職に占める女性の割合は係長相当でも8%あまりで、国際的に見ても低水準だ(2003年度女性雇用管理調査/厚生労働省)。企業側は女性を管理職に登用しない理由として、勤続年数やライン経験など管理職に必要な形式的要件を満たしていないこと、判断力、企画力、部下の指導力といった管理職に必要な能力が備わっていないことを挙げている。本当に女性は管理職が務まる能力を欠いているのだろうか。 のっけから挑発的。というか、それってニワトリと卵のような気がしなくもないのだが、まずは読み進めよう。 保有能力の男女差は、年齢別に見るとどこで大きくなるのだろうか。図Bは「専門知識」と「技術やノウハウ」を「十分持っている」と答えた人