温室ガス「先進国80%以上削減」で一致 G8首脳宣言2009年7月9日12時29分 印刷 ソーシャルブックマーク 【ラクイラ=星野眞三雄】G8サミットは地球温暖化対策での首脳宣言に、温室効果ガスを先進国全体で2050年までに80%以上削減することを盛り込んだ。「産業革命以前と比べた気温上昇を2度以内に抑える」との認識でも一致した。いずれもG8としては初めてだ。 宣言では、昨年の北海道洞爺湖サミットで合意した「50年までに温室効果ガスを世界全体で半減」の長期目標を再確認。13年以降の国際枠組み(ポスト京都議定書)を決める12月の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)に向け、「すべての主要排出国が責任ある形で参加することの重要性」をうたった。 排出量取引市場を新興・途上国を含め広げるよう協力することでも合意。削減量を測る基準にする年について、京都議定書は90年としていたが、首脳宣言は日
温室ガス削減、先進国に負担増要望 新興5カ国宣言2009年7月9日10時27分 印刷 ソーシャルブックマーク ラクイラで8日、G8サミットに合わせて集まった新興5カ国首脳の記者会見で、サッカーのブラジル代表チームの寄せ書きがされたシャツを手にする(左から)シン・インド首相、カルデロン・メキシコ、ルラ・ブラジル、ズマ南アの各大統領と、中国の戴秉国・国務委員=AP 【ラクイラ=南島信也】中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカの新興5カ国は8日、G8サミットに合わせて首脳級会合をラクイラで開き、地球温暖化問題などについて協議した。温室効果ガスの排出削減目標について、先進国が大幅な削減に取り組むよう求める「政治宣言」をまとめた。 会合には、ルラ・ブラジル、カルデロン・メキシコ、ズマ南アの各大統領とシン印首相のほか、新疆(しんきょう)ウイグル自治区での騒乱を受けて急きょ帰国した胡錦濤(フー・チ
「北朝鮮」と聞いて、我々は核兵器開発の軍拡路線、日本人拉致などの国家犯罪を思い浮かべる。憶測が飛び交う中、国営放送が攻撃的な調子で日本をののしる。人々は「不気味な独裁国家の暴走」に強い不安と嫌悪を抱く。最後は「ならず者国家にカネを払い国交を結んで何が国益か」との結論に傾く。 原因の大半は、危機感を高めて隣国を揺さぶる北朝鮮側にある。だが我々の側も、憶測に引きずられ、過剰な警戒心を抱いていないか。 最高指導者・金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者は三男正雲(ジョンウン)氏でほぼ固まったようだ。ただ後継問題も含め北朝鮮の核心に迫る情報は限られ、そこにたどり着くのは容易ではない。 金総書記の重病説が急浮上した昨年9月、韓国の報道機関が政府高官発言を伝えた。「自力で歯を磨ける健康状態」。この発言をどう受け止めるべきか、随分悩んだ。「総書記は驚異の回復をみせている」「情報は真実で、平壌の韓国側協
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