日米通算3086安打をマークし、チームメートに迎えられるマリナーズのイチロー=AP 【シアトル=村上尚史】愛工大名電高(愛知)からドラフト4位でプロの世界に飛び込み、18年目。マリナーズのイチローが16日、エンゼルス戦の4回に右前安打を放ち、球史に新しい記録を刻んだ。日米通算3086安打をマークし、張本勲の持つ日本プロ野球の通算最多安打を28年ぶりに抜いたイチローは、頂点に立った印象を「すごく晴れやかで、いい景色だった」。地元のセーフコフィールドの電光掲示板にも「congratulations(おめでとう)」の文字が浮かび上がった。 頂点に立ったものしか味わえない至福の時間を、イチローは楽しんでいた。 4回、右前安打を放ち、通算安打数でトップに立った。一塁上で、イチローは経験のない達成感を感じたという。「張本さんが見ていた景色がどんなものか、頂に登ったときの景色がどんなものかを感じた
目の不自由な人の映像鑑賞、音で助ける 動きや情景解説2009年4月18日 印刷 ソーシャルブックマーク 解説放送や字幕がある「それいけ!アンパンマン」=(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV 目が見えない人や目の不自由な人も、テレビやDVDを「見ている」ことをご存じですか。視覚障害者にも親しめるよう、ナレーションで動きや情景を解説する番組や映画が増えています。 ■NHK教育で8.7% 東京都豊島区に住む織田洋さん(54)はケーブルテレビの海外ドラマが大好きだ。FOXテレビの「24」(トゥエンティフォー)は全シーズン見たという。 11歳で、わずかに見えた右目が突然見えなくなり、全盲に。ただ、音声で内容をつかめるためテレビは必需品。「テレビは『見ない』と思われるかもしれないが、そうじゃない」と話す。 推計31万人いる視覚障害者はどうやって情報を入手しているのか。厚生労働省の06年の調
ハウスでミカンが実り始めた。盲目の山川さんが、日が良く当たるよう、枝を1本1本ひもでつり上げていく=三重県南伊勢町内瀬 熊野灘を望む三重県南伊勢町内瀬(ないぜ)のビニールハウスで、山川興一さん(68)は60本のミカンの木を育てている。栽培にかかわって50年。「枝が暴れる木」「素直で実がよくなる木」。癖をすべて頭に入れ、剪定(せんてい)具合を変える。だが、「生きがいですよ」と細めた目は、19年前から光を感じていない。 約750平方メートルの敷地いっぱいに、奥行き25メートル、幅30メートルのビニールハウスが立つ。 入り口に置かれた手提げラジオが、大音量でニュースを伝える。「これ、私の方向指示器。音の方向で自分の位置が分かるでしょ」 地面を走る暖房用の送風パイプを足でたどり、枝が重なり合うすき間をすり抜ける。枝で目を突かないよう、眼鏡は欠かせない。 敷き詰めた稲わらから出てくる雑草だ
京都市動物園の類人猿舎がリニューアルされ、チンパンジーが公開された=18日午前、京都市左京区、高橋一徳撮影 京都市動物園(同市左京区)の類人猿舎の改装が終わり、18日、一般公開が始まった。チンパンジーがタッチパネルを操作してお菓子を取ることを学習する様子や、人工アリ塚から道具を使ってジュースを取り出す行動など、提携する京都大学野生動物研究センターの研究の一端を見ることができる。 改装に伴い、チンパンジーの展示が復活した。07年5月、初子(はつこ)が42歳で亡くなって以来途絶えていたが、熊本県にある京大の関連施設からオス1頭、メス3頭が引っ越してきた。 新しくつくった類人猿の「勉強部屋」(約18平方メートル)には、正しく操作するとお菓子が出るタッチパネルやモニターが置かれた。舎のケージは強化ガラスに換え、チンパンジーやゴリラを間近で見られる。 園に常駐する同センターの田中正之准教授(
加藤功・知多市長は農作業を終えると、左右を確認し、畑側から線路を渡り始めた=15日午前7時2分、愛知県知多市八幡加藤功・知多市長は、駆け足気味に線路をまたいだ=15日午前7時2分、愛知県知多市八幡加藤功・知多市長は、かがんだ姿勢で自宅前のさくを乗り越え、市道側に戻った=15日午前7時2分、愛知県知多市八幡加藤功・知多市長は、斜めに下がっていたさくの鉄板を動かした=15日午前7時2分、愛知県知多市八幡加藤功・知多市長は、青いさくを押し下げた部分を通って畑に入り、農作業に熱中していた=15日午前6時7分、愛知県知多市八幡知多市長の自宅と線路の位置関係地図 愛知県知多市の加藤功市長(67)が、自宅前を通る名鉄常滑線のさくを乗り越えて線路内を横切り、自宅の向かいにある畑との間を日常的に行き来していた。地元の住民から「危険だ」と苦情が出ており、加藤市長は「今後はやめる」と話している。 この場所は
麻生太郎首相は18日午前、都内の新宿御苑で開いた「桜を見る会」であいさつし「ふるさとにはや桜満(み)つゆゑ問へば冬の寒さに耐へてこそあれ」との自作の歌を披露した。 支持率低迷から回復の兆しが見え始めた現状を春の到来に重ねたのか、首相は満開の八重桜を前に「冬の時代に、ずっと仕込んでいた政策が、いよいよ本予算の執行とともに花開いてくる。春と同時に開花していくように今後とも頑張りたい」と政権運営への意欲を語った。 この日の東京は薄曇り。桜を見る会には招待された政財界関係者やタレント、スポーツ選手ら約1万1000人が出席した。首相は、記念撮影や握手に応じながら苑内を1時間ほど散策。女の子から桜の花をプレゼントされご満悦の様子だった。 首相は当初、歌を「ふるさとにはや桜満つゆゑ問へば…」と正しく詠み始めたが、混乱したのか「ちょっと途中で引っかかってすいませんね」と釈明しながら「ふるさとにはや桜咲く…
「桜を見る会」でAKB48ら出席者と記念撮影する麻生首相=18日午前、東京・新宿御苑、関口聡撮影 「ふるさとに はや桜咲くゆえ問えば 冬の寒さにたえてこそあれ」。麻生首相は18日午前、東京・新宿御苑で催した「桜を見る会」で、自作の歌を披露した。 八重桜が咲き誇る中であいさつに立ち、歌を詠んだが、途中で内容を忘れてしまい、「引っかかっちゃった」と苦笑い。首相は、自身の失言や閣僚の不祥事で低迷した内閣支持率がやや持ち直したことと、桜の開花を重ね合わせた様子。経済危機対策をまとめたことにも触れて、「冬の間の仕込みが、春の花と同時に開花していくように頑張ってまいりたい」と語った。
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