集合住宅には騒音問題がつきもの。かつて騒音の定番といえばテレビや楽器の音だったが、最近は新たな問題も起こっているようだ。関東に住む30代の独身男性は、ある日を境に隣人の騒音に悩まされるようになった。(取材・文:昼間たかし) 「隣人が突然YouTuberになったんです」 「平日は深夜1時くらいには収まっていたんですが……」 男性が暮らすのは、都内にある私鉄沿線の賃貸アパート。暮らしているのは独身男性ばかりだ。 「みんなサラリーマンで、家は寝に帰る場所みたいな感じです。ですので、たまに生活音がするくらいで、静かに暮らしていました」 静かなアパートに変化が起きたのは昨年秋のことである。 「その日も残業を終えて10時くらいに帰宅しました。風呂にも入って、さて寝ようと思ったら、ずっと隣の部屋から奇妙なテンションの話し声が聞こえてくるんです」 平日なのに友人でも来ているのだろうかと、その日は我慢して眠