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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (2)

  • ティファニーで朝食を- 空中キャンプ

    ここ数年、翻訳の仕事がきわめて充実している村上春樹ですが、今回はトルーマン・カポーティの「ティファニーで朝を」を新訳しました。ファッショナブルな装丁もあいまって実にたのしく読めた。やっぱりとてもいい小説。すばらしい。翻訳はあるていどの時間を経た場合、細部のアップデートが必要になりますが、米文学ファンにとっては、その最良のエッセンスをあたらしい言葉で読みなおす、とてもいい機会になるとおもう。わたしも、大学生のときいらい、十数年ぶりに再読しました。よかったです! とてもうつくしいテキストだった。 この新潮文庫版の表紙がそうであるように、この小説にはどうしてもオードリー・ヘップバーンのイメージがある。ジバンシーの黒いドレスを着たヘップバーンが、ティファニー宝石店のショーウィンドウの前に立っている姿。村上は今回の装丁について、「ヘップバーンの写真は使わないでほしい」と依頼したそうだ。それは、読者

    ティファニーで朝食を- 空中キャンプ
    yoshi41101
    yoshi41101 2008/03/01
    「時間はわれわれに変化を求める。成長や理解、諦念を要求する。そうした支払いを逃れることはできない。時間はその取りぶんをきっちり請求し、残酷に奪っていく。」
  • 空中キャンプ 質問/説明

    後輩の男の子から、以前こういうことを聞かれた。どうやったら、普通の話ができるのか。なかなかすごい問題である。彼は、世間一般でいうところの「普通の話」ができないことに悩んでいるという。「俺、普通の話って、なんかできないんすよねー」。というのも、彼は音楽がすきで、DJをしているため、わたしといるときは、レコードやクラブの話をすることができるのだが、それ以外の分野、自分の興味のない範囲に話題が及ぶと、なにをいっていいのか見当がつかず、まるで会話にならないらしいのだ。 しかし、わたしにはなんとなく理由がわかる。彼がなぜそんなことで悩んでしまっているのかというと、彼は、会話というのは、自分が一方的に、相手になにかを話すだけのものだとおもいこんでいるからなのであった。つまり質問をしないのである。相手の話を聞くということを、あまりよくわかっていないのである。たとえば、彼はレコードの話をするが、それはあく

    yoshi41101
    yoshi41101 2007/10/27
    会話というのは、自分が一方的に、相手になにかを話すだけのものだとおもいこんでいるからなのであった。つまり質問をしないのである。相手の話を聞くということを、あまりよくわかっていないのである。
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