「太陽系2.0」とのニックネームがつけられている恒星系「トラピスト1(Trappist-1)」は、惑星科学者たちを魅了している。この恒星系では、地球からわずか39光年の距離にある1つの恒星を、7つの惑星が公転。太陽系とあらゆる点で同じというわけではなく、主星は太陽よりはるかに温度が低い赤色矮星(わいせい)だが、7つの惑星は全てが岩石質、地球サイズと、少なくともいくつかの点で地球に類似している。 米航空宇宙局(NASA)は2017年、スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡でトラピスト1を観測した結果、単一の星のハビタブルゾーン(生命生存可能領域)内で最も多くの地球サイズの惑星が見つかったと発表した。 惑星のどれもが実際に地球に似ているかどうかは不明だが、系外惑星研究者らは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)によって、これらの惑星を取り巻く大気が存在するかどうかが判明するのを待っていた。最も調査
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