問題となっているのは、未開発の銅山としては世界最大級となるモンゴルのオユ・トルゴイ鉱山。開発の第1段階として、昨年6月に銅輸出を開始した。ところが開発コストが予算を超過し、モンゴルへの利益還元に遅れが生じているとの懸念が出たため、同国政府は開発資金に対する議会の承認が必要だと主張。これを受けてリオ・ティントは同7月下旬、第2段階に向けた地下鉱山の開発計画を中断した。 モンゴル政府の経済開発担当次官、Chuluunbat Ochirbat氏は「われわれは、鉱業に対する規制を強化しすぎるという間違いを犯したとの結論に達した」と説明。現在、9月までにプロセスを完了するためリオ・ティントと交渉を進めているといい、「地下鉱山からの生産は1年半から2年以内に開始できるだろう」との見通しを明らかにした。鉱山ではすでに露天掘りが開始されているが、本格生産には地下鉱山の開発が必須だ。
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